2026-02-01から1ヶ月間の記事一覧
こんにちは。架空のラジオ番組、「救われた音の記憶」のお時間です。 このコーナーでは、毎回一つ、私が様々な病と闘う中で出会い、救われた楽曲などを紹介します。 今回のゲストは、TWICEの「Fanfare」。 19歳の私から、お便りが届いています。 うつ病で大…
高校生の時、沖縄に修学旅行に行った際、美ら海水族館で担任の菊池先生にカメのぬいぐるみキーホルダーを買っていただいた。クラスメイトだった響ちゃんたちと、お揃いのキーホルダーだ。 私は修学旅行から帰って来てから、ずっと通学用の鞄にそのキーホルダ…
うつ病でどうしようもなく苦しんでいた時、藁にも縋る思いで色々なことを試した。 緊張しながら鍼やお灸治療に行き、カイロプラクティックに行き、整体に行き、ヘッドマッサージも受けた。著名な精神科医が書いた本をいくつも母が買って、調べてくれて、「い…
後期が始まっても、私の大学生活は停滞していた。 履修登録はしたものの、いざ授業がある日の朝になると動けない。今から電車に乗って、大学に向かう。大学に向かう。そのことが、言ってしまえばそのことだけが、涙が出るほど怖くてたまらなかった。 それで…
文化祭の朝は、父が車で高校まで送ってくれた。 くじ引きの接客は男女でローテーションすることに決めて、女子は法被のようなものを来て先に接客することになった。お店の奥には、景品であるランチボックスやピーラー、おろし金や自転車までもが律儀に並んで…
大学1年生の秋。後期が始まったが、私は大学に行けなかった。 あの地獄のような前期を越えて、夏休みを経てもなお、傷は癒えなかった。体調も整わず、大学のことを考えるだけで、怖くて涙が止まらない。 さて、私は、どうすればいいのだろうか。 そんな路頭…
みんなと同じ空間の中で、私だけ一人別の時間を過ごしていた。 それは、みんなと同じ教室にいても、グラウンドにいても、見えている世界が違うようだった。その世界には、私一人しかいなかった。 声のない世界。自由に動けない世界。永遠に、何かに縛られ続…
こんにちは。架空のラジオ番組、「救われた音の記憶」のお時間です。 このコーナーでは、毎回一つ、私が様々な病と闘う中で出会い、救われた楽曲などを紹介します。 今回のゲストは、『ユイカ』の「私が選んだもの」。 19歳の私から、お便りが届いています。…
ブログを始めることになったきっかけは、深夜の母との会話だった。 不安で眠れない夜。翌日は、妹の高校の体育祭だった。私には楽しめなかった行事を心待ちにする妹を見て、胸がざわざわと不穏な音を立てていた。「大丈夫。私とは、関係のないことだ」と言い…
K-POPアイドルグループ、TWICEのライブに行ったのは、8月の下旬だった。2025年から始まったワールドツアーのタイトルは、「THIS IS FOR」という。 弟の葵はONCE(TWICEのファンネーム)だ。私も、ONCEと公言こそできないものの、TWICEの曲はほとんど知ってい…
大学の夏休みが始まって最初にやったことは、人生で初めてのアフタヌーンティーに行くことだった。 電車に乗って、都会に出る。母と、妹の蘭との3人だった。 アフタヌーンティーでは蘭の指示のもとたくさん写真を撮った。これじゃあまるで、食事よりも写真…
大学4年生の兄は、来年から就職する。そして同時に、一人暮らしを始める。 14年間、この6人家族で生きていた私にとって、それはとても寂しい現実だった。 夏休みに、私たちは最後の家族旅行だと覚悟して京都に行った。 私の体調のこともあり、新幹線や飛行…
高校3年生の冬頃から、体重は増えていく一方だった。 飲んでいる薬の副作用で、息をしているだけで太っていく。それに多大なストレスを感じながらも、健康を優先するほかなかった。決してカロリーの高いものばかり食べていたわけじゃないし、むしろ食事には…
前期のラストスパートは、もう生きた心地がしていなかった。 自分の力で登校できる元気もなく、父に車で送迎してもらうことが多くなっていた。 月曜日。中国語のテストを受けた。再履修というペナルティーに怯え、働かない頭に無理やり詰め込んだ知識は、ほ…