
時系列に並べると、これくらいの時期だろうか。
小学5年生の1月。日記を書き始めた。
誰にアドバイスされたわけでもない。ただ、恐怖や苦しみを吐き出す場が必要だと、無意識に思った。友達にも先生にも言えないことも、「紙」になら、すべて正直に話せる気がしたのだ。
地域の運動会で景品としてもらった黄色いノート。その表紙に油性ペンで書いた『学校ノート』の文字を、少し考えてからボールペンでぐちゃぐちゃに塗り潰す。そして、その下に新たな題を刻んだ。
『絶望日記』
当時の私には、これ以上の言葉が見つからなかった。
「紙」は、私の話を肯定してくれることはなかった。でも、否定することも受け入れてくれないこともなかった。
このままだと消えて、なかったものになってしまいそうな私の声を、言葉を、毎日のように綴った。そうすることで、何とか自分を保っていた。
絶望日記から始まった日記の総数は、8年もかけて7冊にも増えた。きっと、これからも増えていくだろう。
これからは、おぼろげな記憶だけでなく、拙い日記の記述に沿ってブログを書いていきたいと思う。
日記の1ページ目。消え入りそうな文字で書かれている一文を見つめる。
『このノートが希望への道でありますように』