
私は、小学3年生から中学3年生まで、不登校児だった。週に2、3度登校する半分不登校のような時期もあれば、教室には一切入れなかった時期もあった。
不登校には5段階があると、昔新聞で読んだ。精神科医、明橋大二先生の記事だった。
第1段階、『沈黙』。行きたくない理由を話さずに、「お腹が痛くて行きたくない」などと言って誤魔化す。私の場合、これは小学1年生頃だったような気がする。親友だったはずの亜美ちゃんからいじめ未満の「何か」を受けて、それを誰にも言えずに抱え込んでいた時。
第2段階、『爆発』。甘えや怒りが噴き出してくる。親はそれにとことん付き合うべきというが、私にはこの時期がなかったように思う。
第3段階、『言語化』。感情の起伏が激しいが、少しずつ、本心を話し始める。3年生から、そんなことが増えた。でも、中学生になっても、ここからは抜け出せずに、私は第3段階が一番長かったように思う。
第4段階、『信頼』。親との関わりが減り、社会との繋がりができる。高校に入学したのが、私の転機だった。家族以外の人と繋がり、社会復帰した。
第5段階、『回復』。高校生になった私は、2か月に1度ほど欠席することがあっても、不登校児を卒業した。
振り返れば、長い長い闘いだった。実に10年ほどの月日がかかっていた。
この闘いに付き合い、共に闘ってくれた家族に、心から感謝している。