こころの声を綴って ー場面緘黙症と歩む日々ー

場面緘黙症を含めた不安障害とうつ病、SEKAI NO OWARIについてなどを書いていきます。

クラス分け

 H学園では、2年生に進級する時にクラス替えがあった。それぞれ科目や授業数が異なる4つのコースに分かれる。

 情報、ビジネス系の進路を目指す情報コース。

 4年制・短期大学・専門大学への進学を目指すアドバンスコース。

 保育や介護などの実習に優れた保育・福祉コース。

 そして、まだ登校に不安を抱える生徒が集うSTコース。

 私が悩んでいたのは、アドバンスコースにするか、STコースにするかだった。パソコンが大の苦手なので、情報コースはなし。場面緘黙症があり、実技科目は難しいので、福祉・保育コースもなし。消去法で、自然とそこまで絞った。

 ネックだったのは、アドバンスコースが掲げている英語検定全員受験だった。場面緘黙症の私にとって、スピーキングテストがある英語検定は不安以外の何物でもなかった。学力的にはアドバンスコースでも全く問題ないと言われたが、そもそも英語は得意な方ではない。

 それでも結果的にアドバンスコースに決めたのは、STコースにもパソコンの授業があったからだった。最後の決断材料がそれになるくらい、もうパソコンの授業を受けたくなかった。

 小学生の頃、パソコンの授業は大人気だった。くるくる回転する椅子と、隠れてゲームができるのが、人気の理由だった。私はくるくる回転する椅子も、隠れてゲームをすることも好きじゃなかった。逆にパソコンは苦手な部類で、一度に操作の手順を教えてもらっても、上手く覚えられることができない。ローマ字も苦手だったので、「ら」が「R」から始まることすら知らなかった。そして何より私がパソコンを苦手になった理由は、そうして困った時に、訊ける相手がいなかったことだ。訊くという技術を持ち合わせていなかったことだ。だから必然的に、パソコンに苦手の印象が定着した。

 

 実技系の科目が極力少ないクラス。それがアドバンスコースだったのだ。

 1年生の終わり、友達と相談することもなく、クラス分け希望調査票の「アドバンスコース」欄に丸を付けた。

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