こころの声を綴って ー場面緘黙症と歩む日々ー

場面緘黙症を含めた不安障害とうつ病、SEKAI NO OWARIについてなどを書いていきます。

入院生活 後編

 6日目。年が明けた。お正月。ずっと調子が悪く、近所のお寺に初詣に行くためだけに車を出してもらった。そんな中引いたおみくじは大吉で、厄年が終わったことを実感した。本当に典型的な形をした厄年だったなぁと、昨日までの去年を振り返る。夕方に病院に戻り、そこからずっと、得体の知れない不安と憂鬱でいっぱいだった。

 7日目。心理検査を受けた。指定された状況で、どんな反応をするかというテストと、木の絵を描く描画テストをやった。描画テストは最初に通っていた病院でもやったことがあったけれど、今回は木の絵を3枚も描かされた。全部で2時間くらいを費やして、流石に疲れて部屋に戻った途端、ベッドに倒れ込んだ。

 8日目。早寝早起きの生活が続いていた。けれど健康的というわけではない。朝起きても、体が重くて、頭もぼんやりする。これから始まる一日に、どうしても希望を持つことができない。

 9日目。1月の中旬に、高校の単位認定試験を控えていた。そのための試験勉強が少しできたけれど、今回のテストは捨てたも同然だ。うつになってから、勉強はまるでできなくなった。うつ病になる前の私は、自慢じゃないけれど、勉強は得意な方で、クラスの中でもテストの順位は高かった。それなのに、自分でも不思議に思うほど、何も頭に入って来ないのだ。学生にとって勉強ができないなんて、致命的だ。大学進学も視野に入れ、そんな不安が募った。

 10日目。10時半から16時まで外出。病院食だとなかなか出てこないパンを買って家族でお昼ごはんに食べた。でもやっぱり、帰る時間が近付いてくるとどうしても不安で、怖くて、帰りの車の中では涙が止まらなかった。明日から始まると予告された作業療法も、帰棟時の荷物検査も怖かった。そんな私の手を、ずっと握ってくれていた母の温もりを、今でもよく覚えている。

 11日目。作業療法が始まるはずだったけれど、実施場所もわからないまま行くことができなかった。部屋に一人でいる時、パニック発作が起きて、ナースコールを押した。

 12日目。昨日看護師さんから話を聞いて、初めて作業療法に参加することができた。私が取り組んだのはシールアートで、光にかざすととても綺麗に見えた。できたし、辛いことなんてなかったのに、どうしてか泣きそうになっていた。緊張が解けただけかな。そうだといいな。

 ここにいればいるほど、早く帰りたくなってしまう。

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