
こんにちは。架空のラジオ番組、「救われた音の記憶」のお時間です。
このコーナーでは、毎回一つ、私が様々な病と闘う中で出会い、救われた楽曲などを紹介します。
今回のゲストは、Mrs. GREEN APPLEの「ダーリン」。
18歳の私から、お便りが届いています。
高校を卒業して、心にぽっかりと穴が開いたようでした。
誰もいない。私に残ったのは、汚れてしまった思い出と抗えない病気だけ。
どうしてだろう。私には愛する家族もいるし、優しい親戚もいるし、少ないけれど友達もいるし、大好きな恩師もいるのに、どうしてこんなに孤独なんだろう。
この曲に出会ったのは、そんな春のことでした。
孤独を謳うこの歌は切なく、脆く、そして美しいものに映りました。
『負けない何かが欲しい
«私»だけの愛が欲しい
そうすればきっと僕らは 比べないで居れる
あれこれ理由が欲しい
私だけ独りのような
寂しい夜には 何に抱きつけばいい?
羨ましい
ただ虚しい
嫌われたくもないけど 自分を好きでいたい
Darling 僕の背中に乗って泳いでて
やるせない日々の海はとても深いから
「誰かの私でありたかった」
勘違いしちゃうから ひとりにしないでよね』
優しい曲なのに、聴くと少し苦しくなるのは、自分の弱さを見透かされるからかもしれません。
「誰かの私でありたかった」
私は、自分のためだけに生きていけるほど、強い人間ではありません。恋人でも、親友でも、どんな形でもいいから、「あなた」のそばにいたい。揺るがない「あなた」さえ居てくれれば、私はきっと、生きていくことができるから。
『信じれる何かが欲しい
解けない絆が欲しい
そうすればきっと僕らは 呆れないで居られる』
ねぇ。
『Darling 本当の音を聴いて
やるせない日々の膿は出切らないけど
ねぇ 私の私で居てもいいの?
あの子にはなれないし なる必要もないから』
私は自分でも呆れるほど弱いし、醜い側面もあるの。あの子みたいに、自慢できる何かも、「普通」に暮らせる健康も、持っていないけど。
それでもあなたは、私を受け入れてくれるの?