こころの声を綴って ー場面緘黙症と歩む日々ー

場面緘黙症を含めた不安障害とうつ病、SEKAI NO OWARIについてなどを書いていきます。

聴覚過敏

 私は、聴覚過敏だ。

 多分全体的に五感が鋭いけれど、その中でも聴覚は飛び抜けていた。

 先天的なものではない。幼い頃から大きい音が得意だったわけじゃないけれど、日常生活には困らない程度のものだった。でも、中学生くらいから、街中の雑音さえも苦痛に感じるようになった。それは、私が抱えている何かしらの病気が原因なのか、それとも性格の問題なのか、よくわからない。

 映画館やライブ、カラオケはもちろん、外食する際も必ず耳栓をして、さらにその上からヘッドホンを装着する。ショッピングモールも、駅前も、スーパーも、人がたくさんいるところやBGMが大音量のところは常に耳を塞いで歩いている。騒音に比例して、不安は倍増していき、気分が悪くなる。また、私は太鼓の音や、花火の音も苦手で、幼い頃からずっとそうした音に出会うたびに、息ができなくなるような苦しさを覚えていた。友達と映画やカラオケに行った時は、「耳栓なんてしたら、どう思われるかな……」と思って、大音量に必死で耐えていた。おかげで感動的な映画の内容も、友達の美声も全く入って来なかった。

 聴覚過敏はきっと、場面緘黙症の二次障害なのだと思う。傷付かないように、傷付かないようにと気を張って、無意識のうちに作り上げた鎧を脱ぎ始めた時、私はいくつかの二次障害を発症した。それはパニック障害だったり、うつ病だったりしたけれど、その中の一つが、きっと聴覚過敏だった。無意識にでも、私が私を守ろうとした結果なのだろうけれど、その過敏な感覚に守られる反面、私は疲弊していた。

 電球が眩しすぎて気持ち悪くなったり、服の素材がチクチクして着ていられなかったり、五感が鋭いがゆえに生きづらさを抱えている人はたくさんいるらしい。

 確かに私も過敏な感覚に疲れ果てたことはたくさんあった。でも厭悪しても歓迎しても私の元を去ってくれないのならば、過敏な感覚を生かして何かできることはないだろうか。生きづらさを生かせる方法を見つけられれば、それは私の特別な長所になるのかもしれない。

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