こころの声を綴って ー場面緘黙症と歩む日々ー

場面緘黙症を含めた不安障害とうつ病、SEKAI NO OWARIについてなどを書いていきます。

うつ病患者の一日 回復期編

 以前、「うつ病患者の一日 急性期編」という記事を出した。

 あれから数か月が経過した。今日は、回復期の一日を紹介する。

 最初に断っておくが、回復期は長く、まだ明けていない。振り子のように調子のいい日と悪い日を、今でも行き来している。

 

 私の場合、昼夜逆転はすることなく、朝早くには目が覚めた。それでも午前中は動けない。寝ぼけ眼で朝ごはんを食べた後、また眠りにつくのだった。

 午後になってのそのそと行動を始める私は、自分が少しでも楽しいと思えることだけをした。うつ状態に陥らないこと。それだけを目指して毎日を過ごした。

 急性期、本や病院に対して思っていた。

「起き上がることもできないのに、着替えて散歩に行けなんて本気で言ってるの?」

 うつ病は太陽の光を浴びることや、適度な散歩が推奨されている。でも、当事者からしてみれば、急性期にそれをするなんて、絶対に不可能だった。

 ところが、回復期に入った私は、ほとんど毎日お散歩に行けるようになった。何も入って来なかったテレビや音楽を感じる心も、少しずつ取り戻してきた。余裕がある時は、興味のある勉強にも手を付けられるようになった。

 けれど夕方になると、日没現象と呼ばれるものが起きた。日没現象とは、文字通り日没の時間帯にうつの症状が悪化したり、気分が極端に落ち込んだりする現象のことだ。

 私は時計を見てもいないのに、毎日決まった時間に「あ、ダメかも」といううつの波に襲われた。世界のすべてが嫌になって、時には死にたくまでなってしまう。未来の不安に駆られて、じっとしていられない日だってまだ続いている。

 薬を飲んで、その時間を生き延びるだけで必死だった。そんな生活がいつになったら終わるのか。そんなことばかり考えている。

 回復期の中でも調子のいい日と悪い日はあって、私の場合雨の日や月曜日は急性期のような生活に戻ってしまうこともあった。そのたびに、「ああ、私は少しでも無理をすれば、またあの日々に戻っちゃうんだ」と恐怖を覚えるのだった。

 

 また、過眠も始まった。

 過眠期に入ってから、私は今でも一日のうち10時間以上を睡眠に使っている。

 それでも食事は安定した。食べられないこともなく、食べすぎることもない。それだけで体は随分と健康になった。

 回復期の道のりは、きっとまだまだ長い。でも、この記事が書けたこと。それが、うつ病を抱える自分と向き合えたことに繋がるのかもしれない。

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