
こんにちは。架空のラジオ番組、「救われた音の記憶」のお時間になりました。
このコーナーでは、毎回一つ、私が様々な病と闘う中で出会い、救われた楽曲などを紹介します。
今回のゲストは、SEKAI NO OWARIの「Fight Music」。
14歳の私から、お便りが届いています。
私は、どこからでも逃げてしまっていました。
闘わなきゃいけないとわかっていても、学校、病院、マリンバ、植物の世話……。
どれも続けられなかったのです。
できなくなって、逃げて、何もかも手放してしまいました。その時、心の奥で思いました。
やめる勇気が、出なければいいのに、と。
すべてに敗北していた、あの時。
それでも――私の代弁者であり、導き手は、やっぱりセカオワでした。『僕らが今すぐ欲しいのはソレから逃げる理由なんかじゃなくて
僕らが今すぐ欲しいのはソレと闘う勇気が欲しいんだ』もがいても、もがいても前に進めませんでした。
努力しても成果が出なくて、涙ばかりの日々。
けれどこの曲は、そんな私の痛みをそのまま抱きしめてくれました。私の状況を、言葉に、音に、音楽にしてくれた気分でした。『どんだけ醜く負けても 僕は勝つまで闘う理由があんだ』
負けて、逃げて、止まってしまった自分にも、
また立ち上がる未来がある。あの時、この歌はそう信じさせてくれました。
「闘え」じゃなくて、「闘えない日の私」も肯定してくれる曲でした。
明日じゃなくていい。いつかまた、歩き出せる日まで、と。